こんばんは。なをです^^
トランプさんが次期大統領に決まって以来、「トランプノミクス」や「トランプ相場」と言われる上昇が続いていますね。さすが世界経済の中心アメリカだなぁと実感しました。
そんな「トランプ相場」になってから良く聞く「アメリカ10年国債利回りが上昇している」というニュースに注目してみたいと思います。
国債とは?
ナゼ「長期金利(10年国債利回り)」が上昇するとニュースになるのか?私はそこからわかりませんでした(^_^;)
長期金利が一時0.015%に上昇 8カ月ぶりの高水準:日本経済新聞 https://t.co/AVvX3MIVac
— なを@FX専業トレーダー(ヒヨコ) (@nao_nao_trader) 2016年11月16日
国債・・・国が市場から資金を調達するために発行する債権。
国が発行しているので、破綻(お金が返ってこない)のリスクが少ない、つまり一番安心な投資商品と考えられています。ただしリスクが少ないのは経済の安定している国ですね。特にアメリカ・日本・ドイツの長期金利が注目されているようです。
価格上昇か、利回り上昇か

ニュースで「長期金利」というと、「国債10年債利回り」を意味します。
- 債権の価格が上がる→利回りが下がる・・・リスクが少ない債権を、価格が高くても欲しい
- 債権の価格が下がる→利回りが上がる・・・リスクがあるけど、価格を下げて利回りを上げて、買ってもらいたい
ニュースを聞く時は価格が上昇なのか、利回りが上昇なのか、すぐわかるようにしたいです(^o^)利回りが上昇している今は、債権が売られている→価格が下がっている→つまりリスクオン相場、という事ですね。
リスクオン相場

リスクオン相場とは「リスクがあるものの、大きな利益も期待できる」状況の事です。アメリカの指標が良かった事などにより、世界的な経済の安定が観測される時にリスクオン相場になります。今回も、トランプさんの政策が経済を良くするのでは、という期待から、リスクオン相場になっているようです!
リスクオン相場で買われるもの
豪ドル・NZドル・ポンド・ユーロ・カナダドルなどの資源国・新興国通貨、株、原油が買われます。
リスクオン相場で売られるもの
ドル・円・フランなどの安定している国の通貨が売られます。
リスクオフ相場

反対にリスクオフ相場とは「経済状態が不安である」状況の事です。アメリカの指標が悪かったり、○○ショックなどの世界的な金融不安が起こった時のような状態なので、リスクが小さく安定しているものが買われます。
リスクオフ相場で買われるもの
ドル・円・フランなどの安定している国の通貨、金が買われます。
リスクオフ相場で売られるもの
豪ドル・NZドル・ポンド・ユーロ・カナダドルなどの資源国・新興国通貨、株、原油が売られます。
リスクオン相場と真逆ですね(>_<)
債権のリスク

アメリカ・日本・ドイツの国債は一番安心な投資商品と言われているそうですが、リスクもあります。
ソブリンリスク
国家に対する信用が低くなり、債権の回収ができない状況になる危険性の事。国債の需給が悪化して国が資金を調達しにくくなってしまいます。特に新興国で、国の債務返済能力が懸念されると、このソブリンリスクが高くなります。しかしギリシャ危機のように、財政赤字や債務残高の規模が大きい国に対してもソブリンリスクが高くなることがあります。
デフォルト
国家債務不履行。国は、国債を買った人に金利や元本(元本保証と謳っている場合)を支払う義務がありますが、それらを償還できなくなってしまう状態のことです。
今日も長期金利が上がっていますね!
長期金利上昇→ドル円上昇
長期金利下落→ドル円下落
と、一般的には言われているようですが、ドル円は110円目前で上昇が落ち着いたようです(^^)トランプさんが大統領に就任するまで、また、就任後の政策にも目が離せません!!
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